「魂の成長を促すスピリチュアルコーチング」とは?

◎私の考える魂の成長の道筋

「魂の成長を促すコーチ」と銘打っているわけなので、私の考える「魂の成長の道筋」について、少々私見を書いてみますね。

 

私は、人の魂の成長は

 

”自他不可分なところから、一度全体性と切り離されて個として確立し、その後また全体と無理なく調和していく。” 

 

という道筋をたどるのではないか、と思っています。

 

もちろん、「魂の成長」などということはとても複雑かつ精妙で繊細なことですので、ある面からざっくりと見ればそういう風にいえなくもない、ということにすぎませんが。

 

まず大地から芽生え、天を目指して伸びようとする力、そして大地から切り離そうとする力が作用し、天とつながった後、また大地とつながり直す。

 

天に「全体の調和指向」を象徴させ、地に「個の優先指向」を象徴させています。

 

私たちはまず母なる大地から生まれ、そして父性に導かれて天を目指します。

 

そして一度大地から切り離され、天とつながることに成功したのち、大地へと再びもどっで来ます。

 

最終的には、天と地を結ぶパイプになる。

これが、私の考える魂の成長の道筋です。

 

「魂の成長を促すスピリチュアルコーチ養成講座」では、この道筋を理解し、クライアントさんが今どこにチャレンジしているのかを理解して、その成長を助けることができるコーチを養成します。

 

そのクライアントさんが魂の成長段階のどのフェーズに直面しているかによって、どのようにサポートすればいいかが全然違うわけです。

 

それを見誤ると、サポートするつもりが邪魔をしている・足を引っ張っている、ということになりかねません。

私はそこに強い危機感を抱いています。

 

【地の象徴するもの】

ワイルドで非論理的な生きる力。

個々の生命の中からほとばしる生命力。

 

◎「地」に所属するもの

母性、女性性、

感情、感覚、五感、快・不快、

やる気、情熱、ワクワク、健康、美、快楽、

マイペース、自由、幸せ、芸術、エンターテイメント、

食欲、睡眠欲、性欲、など命の継続に必要な基本的欲求、etc.

 

【天の象徴するもの】

旺盛に繁茂する生命力を制御することで、全体の調和を取ろうとする力。

もしくは全体の調和を取るためには、自らの生命力を制御することもいとわない力、と言い換えることも。

 

◎「天」に所属するもの

父性、男性性、

理性、論理性、客観性、

我慢、努力、利他主義、出世、仕事、使命、

広い視野、過去や未来のことを考慮する、公平さ、公正さ、

正義、善悪、自律、自立、etc.

 

 

 

幼年期
幼年期

乳幼児期

まず、私たちの命は大地に張り付いて芽生えます。大地と不可分。

つまり、母親から不可分な状態。

自分と母親と、自他の分離がされていません。

もちろん、母親以外の人の存在はなおさら、認知されていません。

それゆえ、自分の欲望や衝動や快・不快の感覚に突き動かされるままに動きます。

目の前のモノがおいそうであればパッと手を伸ばしてつかみ、それを口に持っていきます。

「まだいただきますと言っていない」とか「他の人はまだ食べ始めていない」とか「そもそもこれは私の食事だろうか?」などとは考えられない。

同じように、目の前の子どもが面白そうなおもちゃで遊んでいたら、パッと手を伸ばして奪い取ってしまいますし、転がるボールなどを追いかけて車通りの多い車道に走り出てしまったりします。

このままの状態では社会生活を営むのが困難な状態。

「今・ここ・自分」しかない状態です。

社会生活を営むには、未来や過去について思いをはせる力、広い視野で物事を客観的に見る力、周囲の人々の存在や感情や都合に思いをはせる力を身につける必要があるのです。

 

 

 

学童期
学童期

学童期

5歳くらいになると、衝動のままに行動してはならない、快・不快のままに振る舞ってはならない、と大地から切り離す力が働く時期がきます。学童期です。

我慢を教わり、努力を教わります。ルールに従うことを教わります。

ちょっとくらいお腹が空いても、給食の時間まで我慢する、ということを訓練されます。

退屈でも、チャイムが鳴って休み時間になるまではじっと机に座っているように、と指導されます。

外側のルールを教え込まれ、それを守ることができるとほめられ、そこから逸脱すると叱られる。そのことを通して、我を抑え、周囲と協調することを学ぶ時期です。

そして理解ではなく丸暗記が得意な時期でもあります。理解してなくても、興味が持てなくても、丸ごと飲み込むように自分に詰め込むことが可能な時期。

 

この時期はこの時期でとても重要です。社会生活のためには一定のルールが必要ですし、社会構成員はそのルールに従うものだ、という暗黙の前提が崩れると社会も崩壊していまいます。
丸呑みのような知識の詰め込みもまた、後々生きてくるものです。

 

 

 

青年期
青年期

青年期

15歳~25歳頃のいわゆる青年期に、天とも地ともうまくつながれない時期が来ます。

自分が属する場所がどこなのかを模索している状態。

自分の使命は何かを模索している状態。

いわゆる、「自分探しの旅」の最中の状態。

青年期に訪れる「アイデンティティの危機」の状態です。

 

天と地と、どちらからも十分なエネルギーを得られていない状態。

親離れはしたものの、それに代わる所属場所を得られていない。

自分を捧げるべき理想、自分を捧げるべきコミュニティ、自分を捧げるべき愛する人、などもまだ見つけられていない。

 

 

 

成熟へのチャレンジ
成熟へのチャレンジ

成熟へのチャレンジ

そして人は、なんらかの所属場所を見つけます。会社だったり家庭だったり。そして自分なりの社会貢献を始め、自分なりの使命を果たし始めます。

他の人のために生き始めるのです。

それは学童期にさんざん教え込まれてきた価値感に沿うもの。

自分の感情や衝動や快・不快を抑えて、ルールに従って行動する。

ちょっとぐらい苦しくてもつらくても、帰宅していい時間になるまでは仕事を続ける、とか。

ちょっとぐらい意に沿わなくても上司に言われたことには従うとか。

自分を殺して集団の調和に捧げるようなたぐいのことです。

それをしていると、天からのエネルギーは入ってきます。

集団帰属意識は安心感を呼びますし、経済的な報酬という形でも入ってきます。

親愛の情や友情、仲間意識、という形のエネルギーも。

感謝されたり頼られたり評価されたり、という形でもエネルギーは流れ込んできます。

天とも地とも切り離されていた状態よりは、孤独でもなく経済的にも安定します。

 

そして、天とつながることに成功した魂が次にチャレンジすることは、大地と再びつながり直すことです。

 

つまり、再び自分を大事にすること。

乳幼児期の自分のように。

自分の感情、自分の感覚、自分の快・不快につながりなおすこと。

 

ずっと大地から離れて天を目指す形で成長してきた魂が、方向転換をするのはとても難しいことです。

ユングはこの段階を「中年の危機」と呼びました。

この方向転換がうまくできない人が多いため、中年期に鬱病が多発し、自死という痛ましい道を選ぶ人の数が毎年何万人もいる、という現代日本の状況が生まれている、と私は考えています。

 


天と地を結ぶパイプ
天と地を結ぶパイプ

天と地を結ぶパイプ

魂の成長段階の最終段階、成熟の段階は、天と地を結ぶパイプになることだ、と私は考えています。

自分自身を大事にしつつ、所属するコミュニティにも貢献し続けること。

その両方を無理なく両立すること。

今どちらを優先すると、大きな視点で見て自分も周囲も一番幸せか、を考える力があること。

その判断に従って、納得した上で自分の幸福を優先してみたり、コミュニティへの貢献を優先してみたり、自由自在に融通無碍に振る舞えること。

 

 

 

 

◎エネルギーは変容し続け、とどまることが無い

すべての命は芽生え、栄え、子孫などなんらかの形で痕跡を残したあと、衰え、死にます。

 

死を迎えた命は微生物に分解され、大地に戻り、また違う命として芽生え、栄え、を繰り返します。

 

すべての命が同じ輪を繰り返しています。

 

人間も植物もミジンコも、同じです。

 

情動エネルギー、感情エネルギー、想念エネルギーも同じ道をたどります。

 

想いや感情が芽生え、栄え、なんらかの形で痕跡や結果を残し、衰え、昇華されていく。

 

そしてまた芽生え、栄え、を繰り返す。

 

その輪を繰り返すことで、人は成長していきます。

現実を変えていきます。

 

たとえば。淡い恋を例に取りましょう。

誰かへのささやかな好意が芽生え、いつしか恋心として花開き、残念ながらいつしかその恋心は静かに終わりを迎えた、とします。

しかし、その情熱に突き動かされて様々なチャレンジや行動を起こし、経験や学び、行動結果を得た、という実りはしっかりとあなたの中に残ります。

そしてもちろん、時には天にも昇る喜びを感じ、時には深く傷つき悲嘆にくれた、という経験も、あなたの中にしっかりと残ります。

そして、また別の新たな異性に出会ったとき、古い恋を丁寧に終わらせることができていれば、それは新たな恋のエネルギーとしてまた育ち始めてくれます。

そのときには、古い恋で得た経験値や学びは、人間的な深さや智慧としてしっかりと活躍してくれることでしょう。

 

このように、エネルギーは循環し、なんらかの蓄積をあなたの中に培っていくことで、あなたの成長を助けているものです。

 

一生単位の大きな目で「魂の成長」を見たとき、「大地から芽生えて天を目指し、天とつながったのち地ともつながり直し、天と地を結ぶパイプになる」という道筋をたどる、と私は見ていますが、もっと短いスパンで魂の成長を見たとき、春夏秋冬の循環を繰り返している、と見ます。

 

クライアントさんが今どんな季節を生きているのか。

今テーマとして取り上げられていることに対して、クライアントさんのエネルギーはどの季節に相当する部分の課題に取り組んでいるのか。

 

春ならばどんどん芽生え、伸び、繁ろうとすること、情熱と思いのままにチャレンジしていくこと、エネルギーをほとばしらせていくことをサポートすることです。

夏ならばどんな実りを得るのかをイメージしながら、多忙さや複雑さの中でバランスを取っていくことをサポートしますし、

秋ならば想いを確実に現実化していき、成果を固定化していくことをサポートします。

冬ならば得た結果を確認し、喜び、自分をねぎらいながら、次の春に向けて、もう役割を終えたものを分解・消化・昇華していくことを。

 

そのように、クライアントさんの人生全体を見渡す長いスパンの眼と、立った今はエネルギーはどのような局面に至っているのか、今の課題は何か、を見る目の二つが必要なのです。

 

「魂の成長を促すスピリチュアルコーチ養成講座」では、その二種類の眼を養います。